各種プラント設備の特性とメンテナンスでの最適な塗装 | KP STREAM | 関西ペイント株式会社 Wed, 06 Mar 2024 10:39:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.1 各種プラント設備の特性とメンテナンスでの最適な塗装 /kp-stream/insights/12/ Thu, 03 Feb 2022 04:08:19 +0000 /?post_type=insights&p=2543

タービン

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
建屋の鉄骨         一般的な鉄骨塗装。足場架設が必要になるため、素地調整軽減や
工程短縮が望ましい。
防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  
建屋内にある機器             メンテによる設備の稼働停止時間の短縮が望ましい。 防食性 ユニテクト       エスコNBマイルドK   ユニテクト20セーフティ  
ルビゴール     ルビゴール   ユニテクト20セーフティ  

ボイラ

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
鉄骨         一般的な鉄骨塗装。足場架設が必要になるため、素地調整軽減や工程短縮が望ましい。 防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  
ケーシング           メンテによる設備の稼働停止時間の短縮が望ましい。 耐熱性 サモスター       サモスター サモスター        

煙突

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
塔体・筒身
(100℃以下)
        高所による塗装。足場架設が必要になるため、素地調整軽減や工程短縮が望ましい。 防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  
筒身・煙道
(100℃以下)
          メンテによる設備の稼働停止時間の短縮が望ましい。 耐熱性 サモスター       サモスター サモスター        

配管

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
保温有り
燃料・薬液・蒸気等
            保温配管特有のCUI腐食対策が有効。 CUI対策 CUIサモスター     CUIサモスター CUIサモスター        
保温無し
工業用水・消化剤・ガス
        一般的な鉄部塗装。足場架設が必要になるため、素地調整軽減や工程短縮が望ましい。 防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  
保温無し
結露状態
        メンテによる設備の稼働停止時間の短縮が望ましい。 防食性
耐水性
結露面塗装
ウルティモ     ウルティモ ウルティモ      
ラック、スタンション         一般的な鉄部塗装。足場架設が必要になるため、素地調整軽減や工程短縮が望ましい。 防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  

タンク

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
タンク外面         一般的な鉄部塗装。足場架設が必要になるため、素地調整軽減や工程短縮が望ましい。 防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  
タンク内面
ガス・工業用水等
            法定点検でのメンテ。 防食性
耐水性
エポテクトタールフリー         エポテクトタールフリー エポテクトタールフリー        
タンク内面
液体:純水等
            耐久性が安定した工法が望まれる。(内容物は要確認) 防食性
耐水性
エポマリンJW       エポマリンJW エポマリンJW エポマリンJW      
タンク内面
軽油・薬液等
            耐久性が安定した工法が望まれる。(内容物は要確認) 防食性
耐薬品性
エポマリンPC       エポマリンPCプライマー エポマリンPC エポマリンPC      

燃料移送

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
アンローダー・コンベヤー・クレーン         メンテによる設備の稼働停止時間の短縮が望ましい。 防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  

海水系

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
冷却器・気化器・循環水ポンプ等           足場架設が必要になるため、素地調整軽減や工程短縮が望ましい。 防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  
          海水がかかったり結露している場合が多い。メンテによる設備の稼働時間を短縮することが望ましい。 防食性
結露面塗装
ウルティモ     ウルティモ ウルティモ      
取水放水管・循環水管・冷却器
気化器・循環水ポンプ等
            海水に対する防食 防汚性 エポテクトタールフリー         エポテクトタールフリー エポテクトタールフリー        
            海洋生物等の付着から守り設備の稼働を安定させることが望ましい。 防食性
耐水性
バイオックス     プライマー バイオックス バイオックス    

桟橋

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
荷受         オフショア。スプラッシュゾーン(乾湿交番)は最も厳しい腐食環境。補修が困難な設備でメンテフリーが望ましい。 防食性
耐候性
SDジンク、テクトバリヤー、
レタン
      SDジンク500 テクトバリヤーSP レタン6000      

脱硫装置

主な設備部位 環境区分(腐食区分) 設備の特徴/求められる点 求められる
性能
塗替えで推奨する
塗料・工法
期待できる効果・訴求点 塗装工程(使用塗料) サステナビリティ
一般外部 穏和な
腐食雰囲気
厳しい
腐食雰囲気
海浜曝露部 没水 薬品浸漬 高温部 素地調整
軽減
省工程
工程短縮
LCC 特殊性能 下塗り 下塗り 上塗り 脱炭素
(省工程)
QOL
(防汚性・
工期短縮)
資源有効活用
(ロングライフ・
廃棄物削減)
環境負荷
(重金属フリ
ー・水性化・
タールフリー)
設備の鉄骨         設備の温度が高温~超低温まで。設備にSUS素材も多く使われる。CUI対策が求められる。 防食性
耐候性
ユニティーモ     エスコNBマイルドH   ユニテクト30SF  
ルビゴール   ルビゴール ルビゴールG ユニテクト30SF  
キシレン、エチレンなどへの蒸留など
(保温有無)
            低温 CUI対策 CUIサモスター     CUIサモスター CUIサモスター        

 

実際の各設備の塗装仕様については以下からお問い合わせください

最適な塗装仕様をご提案します。

関西ペイントでは、メンテナンス塗装をお考えのプラント設備について、素材や環境、旧塗膜の状態など、さまざまな条件を考慮したうえで、補修に適した塗装仕様をご提案します。
設備管理のメンテナンス計画などにお役立てください。

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配管はプラントの“血管”。メンテナンスの盲点とならないために /kp-stream/insights/11/ Thu, 16 Dec 2021 08:02:33 +0000 /?post_type=insights&p=2031

発電所や製鉄所、化学工業や製紙工場、食品工場などのプラントに欠かせないのが配管です。
液体や気体、粉体など、特殊な物質や資源を扱うために専用に設計されたプラント配管は、さまざまな流体を輸送するため、工場内の設備から設備へと縦横無尽に張りめぐらされています。

人体にたとえるなら、体内をめぐる“血管”のようなものといえるでしょう。

1. プラントにおける配管の重要性

プラントの種類や設備により、配管を流れる物質もさまざま

外見はどれも同じように見えるプラント配管ですが、目的や用途、条件などによってさまざまな種類の配管を使い分けています。
たとえば、工業用水や排水、熱源水などの液体を流体とする場合は液体配管を、蒸気や冷媒、燃料ガスなどの気体を流体とする場合は気体配管を使います。

プラントでは危険な薬品や可燃性の高い燃料などを扱うことも多く、わずかな漏洩が大事故へとつながってしまう可能性があります。
たとえば、原油などは揮発性が高く燃焼の危険性も大きいことから、取り扱いには十分な注意が必要です。
また、高温の排水、人体や環境にとって有害な薬品やガスなどを取り扱うケースも少なくありません。

 

配管のトラブルは各設備への重大な悪影響に

プラントの構造などにより、屋外を通さなければならない場合や1本の配管が長くなるなど、プラント配管は破損や劣化などによるトラブルが起こりやすい設備でもあります。
そのため、プラント配管を安全な状態で維持するには定期的なメンテナンスが重要です。
しかし、高所での作業や被覆を剥がすなど、実作業となると高度な技術と専門知識を要すため、作業員の確保などを含む綿密なメンテナンス計画が必要となり、なかなかスムーズにはいきません。

取り扱う流体には危険物も多く、高温高圧から低温までといった厳しい条件下で使用されるなど、過酷な環境に置かれることが多いプラント配管は、傷やサビ、配管減肉といったわずかな異常から漏洩などのトラブルが発生します。

人体の血管の障害が臓器の障害へとつながるように、配管の障害はそこにつながるプラント各設備へ悪影響を及ぼし、結果的に設備の稼働率の低下、あるいは全面停止などの重大なトラブルへと発展する可能性があります。

そこで適切な保守計画とメンテナンス塗装の実施が、このようなリスクの低減のために重要となります。

 

2. 適切な塗装でリスクを抑制できる!

高い専門性が求められるメンテナンス塗装

プラント配管のメンテナンス塗装では、配管の素材や配管を流れる物質、使用環境など、さまざまな条件を考慮したうえで、塗装仕様(塗料)が決められます。

配管の素材が炭素鋼なのかステンレス鋼なのか、配管を流れる物質が液体なのか気体なのか、どの程度高温になるのか低温になるのか、配管の保温材の有無やCUI(保温材下配管外面腐食)対策など。
また、結露しやすい環境なのか、塩害の有無や没水の有無など、配管が設置されている環境面での考慮も重要です。
メンテナンス塗装において適切な塗装仕様を判断するには、これらを総合的に鑑みる必要があるため、高い専門性が求められます。

 

素地調整の判断がメンテナンス塗装のカギ!

メンテナンス塗装の前処理として行われる素地調整(下地処理)。
中でもケレン作業は、メンテナンス塗装の完成度にも大きく影響する重要な工程の一つとされ、サビや塗膜の割れなどの旧塗膜の状態、または高温対応などといった配管の種類など、さまざざまな条件からどの程度の素地調整を行うかの判断を下します。

素地調整は、作業内容や方法などに応じて1種ケレンから4種ケレンまでの4種類に分類されます。
とくに、サビや旧塗膜の除去面積が広く作業負荷が掛かる1種ケレンや2種ケレンでは、ケレン残しによるサビの再発といった課題も多く、素地調整の見極めが非常に重要となります。

配管外面の塗装区分の一例について、以下に示します。

配管外面の塗装区分(例)

上記表のように素材や温度・環境、保温材の有無などにより塗装仕様が細かく設定・判断されます。
場所によって汚れやサビの程度が異なるだけに、素地調整の判断、いわゆるケレンの出来栄えがメンテナンス塗装の重要なカギとなっているのです。

3. メンテナンス塗装の課題をご相談ください。最適な塗装仕様をご提案します。

関西ペイントでは、メンテナンス塗装をお考えのプラント設備について、素材や環境、旧塗膜の状態など、さまざまな条件を考慮したうえで、補修に適した塗装仕様をご提案します。
設備管理のメンテナンス計画などにお役立てください。

ご紹介製品の動画

  • サモスター
  • ウルティモ
  • ルビゴール

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  • ウルティモ
  • ルビゴール
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<更新>想定を超えるさびの再発・進行。プラントメンテナンスのポイントはスケジュール上での余裕 /kp-stream/insights/9/ Mon, 16 Aug 2021 07:31:57 +0000 /?post_type=insights&p=2018

1. プラント設備での「さび」との戦い

プラント設備の保全、中でも腐食への対応は、施主・管理者にとって常に大きな問題です。
従来の補修工事では特に、塩害など環境からの影響、湿潤面など設備の特徴により、想定以上のさびの再発・進行の早さに悩まされるケースも多く見られています。
予定されていたメンテナンス時期より早くさびが進行すれば、配管に穴が空くなどの大きな問題となる事もあり、その結果、設備の取り替えや大規模な補修が必要となるなど、コスト・時間の大きな損失となってしまいます。

2.メンテナンススケジュールの課題

設備の交換や大規模補修のリスクを避けるために、想定以上のさびの再発・進行の早さが見られた際には速やかな対応が必要ですが、本来予定していなかったメンテナンスの実施には、以下のような問題が生じる可能性があります。

必要な手続きに時間がかかる
(見積もりの取得/社内協議/予算化/稟議/計画作成/その他社内手続きなど)
過去に対応した施工業者の人手不足などにより、必要な時期・期間での施工ができない。
またそのために別の施工業者に発注することで思わぬリスクが発生することも。

このようなプラント保全での課題を踏まえ、関西ペイントでは塗り替え塗装に最適なさびメンテナンス用塗料「ルビゴール」を開発しました。

 

溶剤貯蔵のタンク、配管等でのさび発生箇所の例

3.「ルビゴール」の真価。さびの再発・進行を抑え、余裕を持ったメンテナンスが可能に

関西ペイントの「ルビゴール」は、さびが残る箇所に塗装した場合もさびの進行を抑え、長期の防食性能を発揮します。
従来の補修塗料と比較し時間的な余裕が生まれることで、先述した「手続きに必要な期間」「人手不足による作業時期の制限」など、メンテナンス実施のためのスケジュール上の問題を解決することが可能となります。

このような特徴により、大規模補修の発生リスクを抑制し、メンテナンスサイクルの長期化によるメンテナンス頻度そのものを減少させることで、プラント保全に関するトータルコストを大きく引き下げることが期待できます

ルビゴールを使ったメンテナンス時期のイメージ

 

4.さびが残存する面にも塗装ができて、進行を止める!独自技術でさび発生のメカニズムを根本的に解決

「ルビゴール」は腐食電流(3つの電流パターン)を抑制することでさびの促進を制御する手法を採用した、画期的なさび止め塗料です。
さび発生の根本的なメカニズムである「電流」に対し、独自技術でアプローチ。電流を遮断する成分があらゆる腐食電流をカットし、一般的な塗装と比較しても点さびの発生時期を約1.6倍に延ばします。
また、その後のさびの進行も抑制し続けるため、メンテナンスの推奨期間の長さも約2.2倍に保つことができます。
このように、さびを放っておくと短期間で再発してしまう原因を抜本的に解決することで、長期的な防食性能を実現しました。

 

さび表面の腐食電流が大きくなるとさびの進行が加速

ルビゴールの成分で腐食電流をカットし、さびの進行を止める

「さび発生・促進抑制メカニズム」について詳しくはこちら

ルビゴールは、腐食防蝕学会 技術賞を受賞しました
ルビゴールが、国土交通省 新技術情報システム(NETIS)に登録されました

5.「ルビゴール」の導入事例・試験塗装結果

施工場所:LNG(液化天然ガス)設備 鉄骨架台
施工場所は海岸沿いの立地で、特に海からの風が強く、塩分の影響を受けやすい環境下にあるプラントです。さびが発生した鉄骨架台は素地調整に動力工具が使用できない火気厳禁エリアのため、ケレン作業の負担を軽減する「ルビゴール」をご採用いただきました。

 

 

6.まとめ

プラントメンテナンスや保全計画、その課題解決を目的に開発されたのが「ルビゴール」です。
塗装のみでさびの進行を抑制し、しかも長期的な防食性能を発揮するこの製品は、施主・施工業者ともに多くのメリットをもたらします。

「ルビゴール」採用のメリット

 

  • 施主・プラント管理上のメリット
    • 余裕を持った補修計画・施工が行える
    • メンテナンスの頻度が抑えられる
    • メンテナンスのトータルコストが抑えられる

 

  • 施工業者のメリット
    • 作業員の確保や調整に余裕を持って対応できる事で、施工の取りこぼしを防げる
    • 動力工具を使用した大規模なケレン作業が不要となり、質の高い仕上がりが短期間で行える
    • さび発生までの期間が一般的な塗装と比較し約1.6倍となり、メンテナンス推奨期間も長期化されることで競合業者との差別化が図れる
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